4月15日(土)より、『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023』がスタートしました。京都市内に点在するギャラリーのほか、寺社や歴史的建造物などを会場に、国内外選りすぐりの作品を鑑賞できる、京都を代表する写真祭です。
同イベントは今年で10周年を迎えます。11回目となる今回のテーマは“BORDER(境界線)”。「KYOTOGRAPHIE」共同創設者&共同ディレクターであるルシール・レイボーズと仲西祐介は、このテーマについて下記のように述べています。(公式サイトより引用)
あらゆる生命体はさまざまな《BORDER=境界線》を持ちながら生きている。
その境界線が個々の存在を形成しているともいえる。
そしてそのほとんどは不可視なBORDERであり、それぞれが日々その境界線を守り・壊し・狭め・広げながら無常に生きている。
あなたには自分のBORDERが見えているだろうか。
KYOTOGRAPHIE 2023では、そのBORDERを少しだけ可視化してみたい。
その境界線は、自分で作ったものなのか、他者によって作られたものなのか。
それは守られるべきものなのか、超えるべきものなのか。
もしかしたら、自分の「思い」によって変えられるものなのかもしれない。
2023年、KYOTOGRAPHIEでこの《BORDER=境界線》を巡る旅に出よう。
会場の様子をいくつかご紹介します。
また今年は音楽イベント『KYOTOPHONIE Borderless Music Festival 2023』も同時開催されます。
アイコニックな建築物や庭園、寺院などを会場とし、“調和”や“多様性”、“交流”、“探求”をキーワードにワールドミュージックからクラシック、電子音楽までさまざまなライブ演奏が行われます。
日本では珍しい国際写真展。京都観光をしながらゆっくり会場を回ってみませんか。
会場間の移動は自転車の無料貸し出しもありますよ。(台数、駐輪スペースや駐輪料金は会場でご確認ください)
《 詳細 》
『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023』
(英語表記: KYOTOGRAPHIE International Photography Festival 2023)
会期:4月15日(土)~5月14日(日)
会場:八竹庵(旧川崎家住宅)、二条城 二の丸御殿 台所・御清所、京都文化博物館 別館、両足院、誉田屋源兵衛竹院の間・黒蔵、HOSOO GALLERYなど京都市内の19カ所
料金:全会場入場可能なパスポートチケット 一般 6000円
※各会場で購入可能な単館チケットもあり
TEL 075-708-7108
『KYOTOPHONIE Borderless Music Festival 2023』
会期:4月15日(土)~5月14日(日) 週末及びゴールデンウィーク
会場:ロームシアター京都、京都コンサートホール、東福寺塔頭 光明院、金剛能楽堂など京都市内各所
TEL 075-708-7108
ART WRITER:香月イユ
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