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特別展 いぬねこ彩彩 ―東アジアの犬と猫の絵画―

開催期間:2023年10月7日(土)~2023年11月12日(日)

会場:大和文華館

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​展覧会について

人間にとって親しみ深い動物である犬と猫は、東アジアでは古くから絵画のモチーフとしても人気を博しました。それらは、必ずしも心を憩わせる愛らしい姿のみを求められて生まれたのではなく、日々の幸福への祈り、異国への憧れ、権威の象徴、社会風刺などといった、人間の様々な思いを託されることで、しばしば描かれてきたのです。

 本展観では、中国、朝鮮半島、日本における、12~20世紀に制作された犬図・猫図を通して、東アジアにおける多彩な動物画の一様相をご覧いただきます。各地域の歴史・文化のもとで育まれた犬と猫のモチーフは、それぞれが独特な趣を備えています。しかしながら、それらを一堂に集めたとき、個々のモチーフや表現などに共通するものがあると気づかされます。それらは、東アジアにおける文物の受容史を物語るとともに、先述したような様々な背景のもと、時に選択的に用いられました。また犬と猫をより活き活きと、魅力的に表したいという画家の創意工夫、あるいはそれを求める鑑賞者の声などにも答えながら、発展していったと考えられるのです。

 重要文化財5件、重要美術品1件を含む、計63件の犬と猫にまつわる絵画作品を通して、東アジアで花開いた豊かな動物画の世界を、どうぞお楽しみください。

​会場情報

​会場名

大和文華館

住所

〒631-0034

​奈良市学園南1-11-6

​TEL

0742-45-0544

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