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モネ、その生涯

モネ、その生涯



3月です。

1日から京都市美術館で、『マルモッタン・モネ美術館所蔵モネ展』始まりました。(5月8日まで)
去年秋に東京で開催された同じ展覧会は、入場者数約76万人。昨年の入場者数のNo.1。ということで、この展覧会をまだかまだかと待っていた方多いのではないでしょうか。

そんな中、アマノジャクな私は、モネは、ちょこちょこ展覧会で見るし、睡蓮は大山崎美術館(京都)で常設されているし…(しかも安藤忠雄氏設計の建物に!)なんて斜めに構えていましたが、今回のモネ展、ガツンとやられました。



70歳を越え、白内障になり一時期視力を失いかけてしまうほどの状態で描かれた『睡蓮』(タイトル下の大きな画像の右の作品)は、今までの彼の作品のイメージを覆し、絵を描くことへの情熱、とことん追究した魂そのもののよう。筆の跡、色…一体彼に何が起こったのかと驚き、観入ってしまいます。
静かな水面、そこに映る自然の景色、穏やかな、誰もが知っている、そして世界中で愛される『睡蓮』たちの奥にも、もっともっと覗き込めば何かがみえてくるのかも、その反面、今まで私は何を見ていたのだろうと軽いショックをも受けるようなそんな作品です。

その他、何枚も描かれた『しだれ柳』。彼の長男、ジャンが亡くなった時、この柳をずっと眺めていたという話も残っているそうです。そのエピソードを知ると、哀しみ、悔しさなども感じられ、胸が締め付けられます。

そうかと思えば、何が描かれているのか一見わからないぐらいの激しいタッチで描かれた『バラの小道』『日本の橋』。残り少ない人生の前にすべきこと、やり遂げたいことへの熱く強い気持ちがカンバスいっぱいにうごめいています。

10代の頃に描かれた風刺画や、家族の肖像画、また彼のコレクションなど、モネの生涯を絵画を通して観ることができます。

そして京都市美術館では、19日から『ルノワール展』も開催されます。(あぁ、なんて贅沢なことでしょう!)
モネが特に仲良くしていたといわれているルノワールと並んでの展覧会。きっと二人揃って京都に舞い降り、鴨川辺りで筆を握っているかもしれません。

オススメです。
※画像は主催者の許可を得て撮影しています。

カワタユカリ の紹介

3月に、アートバーゼル香港に行く予定です。2年前に行って、2日しっかり見ても、まだ時間が足りないと思うぐらいの量。今回はどんな作品に出会えるのか楽しみです、
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この記事を書いているのは
カワタユカリ

カワタユカリ

美術大好き、年齢とは反比例の駆け出し美術ライターです。
現代アートを中心に、読むと行きたくなるような記事を書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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