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水谷昌人さん(美術家)と。

水谷昌人さん(美術家)と。

この写真は、私のコレクションの1つです。(↑)

ウネウネと絵具が出ている様は、おもしろく、グロテスクな印象もあれば、繊細でもあり、どうやって作っているのかなと興味も湧き、とても惹きつけられます。この作品を制作している人はどんな人なんだろう、いつか会えればいいのにと願っていたのですが、約1年越しに願いが叶うこととなりました。その人の名前は「水谷昌人」さんです。東大阪にあるアトリエにお邪魔することができました。



アトリエの壁です。作りかけの作品が並んでいます。削られた絵具が床に落ちています。その部分も作品のようです。



何層にも絵具をキャンパスに重ねていきます。また、穴から絵具を注射器で出す作業は、(私が悲観的なのか)自分の内面をさらし出す作業のようで苦しくないのか・・・など、余計な心配をしてしまいました。

制作することに対してのストレスはないと水谷さんは言います。もちろん作品を生み出すまでは色々な試行錯誤などもあり、『生みの苦しみ』はあるでしょうが、それを超えると希望だけが残っているのかもしれないなと、今、振り返りながらそんなことを思います。

 

芸大への進学、また美術家という職業を選んだことなど、「縁」に導かれた結果だと、彼は言います。数々の選択肢があった中で、最終的に美術へと道は続いていたということです。そして周りには助けてくれる人たちがいたと教えてくれました。話の中でも、家族、友人、先輩など、多くの人が登場します。

縁で進む人生と聞くと、少し軽い印象を一瞬受けたのですが、節目節目の葛藤を聞いていると、やはり本人の強い志が引き寄せたと思います。今「縁」という言葉を使えるということは、彼が山を越えてきた証拠なのでしょう。

作家の住む世界は、私がいる(歩んできた)世界とは別もので、判ろうとしても判らないのが事実だと感じました。それは寂しいことではなく、反対に鑑賞者として「私はこうです。」と言えるようになれれば、そんな気持ちがでてきました。

 

水谷さんは、熱と冷気、両方を持ち合わせている人です。惹きつけられる作品たちは、バランスが崩れた時に生まれているかもしれないです。

 

「時代にカチッとはまる作家になりたい。」水谷さんの美術家としての人生は、スタートしています。

 

※12月中にアトリエは京都に移転予定です。

 


水谷昌人プロフィール
1990  大阪府生まれ
2013 京都造形芸術大学美術工芸学科洋画コース総合造形ゼミ 卒業
2016  京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画 修了

※水谷さんの作品が出展されます。ぜひご覧ください!↓
 

青春画廊西陣オープン記念展「open house」

会  期 : 2017年12月16日(金)~2018年2月24日(日)
※一般公開は12月16日から12月24日まで
一般公開開廊時間 : 13:00 – 18:00
12月25日(月)以降は宿泊者のみに公開
会  場 : 青春画廊西陣
入 場 料   : 無料

出展作家

青木陵子 / 池田光弘 / 伊藤存 / 今井貴広 / 岡島飛鳥 / 大久保沙也 / 大久保具視 / 加藤泉 /喜多順子 / Kenryou Gu / 小林紗世子 / 鬼頭健吾 / 佐々木愛 / 品川はるな / 清水信幸 /
新道牧人 / 鈴木知佳 / studio rakkora / 武田俊彦 / 對木裕里 / 中村太一 / 長艸刺繍工房 /
ニシジマ・アツシ / 野原健司 / ハヤシヤスヒコ / 堀川すなお / 松村咲希 / Mrs.yuki /
南隆雄 /光岡幸一 / 水谷昌人

 

 

 

 


カワタユカリ の紹介

3月に、アートバーゼル香港に行く予定です。2年前に行って、2日しっかり見ても、まだ時間が足りないと思うぐらいの量。今回はどんな作品に出会えるのか楽しみです、
カテゴリー: +体験, +展覧会   パーマリンク
この記事を書いているのは
カワタユカリ

カワタユカリ

美術大好き、年齢とは反比例の駆け出し美術ライターです。
現代アートを中心に、読むと行きたくなるような記事を書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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