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阪神モダニズム 白鶴美術館と旧乾邸見学 その①白鶴美術館 本館展示 

阪神モダニズム 白鶴美術館と旧乾邸見学 その①白鶴美術館 本館展示 

神戸住吉山手にある白鶴美術館のすぐ下にある大きな洋館が気になっていました。「旧乾邸」です。見学会が開催されているとは聞いておりましたが、たまたまTwitterでその情報が回ってきて往復はがきで申し込むと運よく見学の機会を持つことが出来ました。



 

そのおついでとは失礼ですが、すぐ上にある白鶴美術館も出かけてきました。

趣のある建物と展示室です。展示ケースも昔から使われているのでしょう、ガラスが昔のちょっと波打ってみえるガラスのような気がします。

今回の秋季展は『白鶴美術館の中国陶磁器-寿福の造形・明時代作品を中心に-で、陶磁器が多く展示され、その描かれた世界を楽しむ趣向でしょうか。

描かれた模様には、吉祥を表すものが多いのは中国陶磁器の特徴です。白鶴さんも青銅器の所蔵も多い印象を持っていて青銅器に刻まれた「饕餮文」と睨めっこしてきました。

2階奥の間にあった北斉時代の《白石蓮台》が面白かったですね。上に嵌め込んであったはずの仏さまが外れてその台だけが残ったものです。北魏時代の敦煌の石窟をしのばせるような西域の香りを感じました。

ここのところずっと引っかかっている南蘋派のその人沈南蘋筆《福禄寿双鹿図》を観ました。鶴亭もそうだったように描かれているのは吉祥に関連した絵柄でした。伝周文筆《四季山水図屏風》と田能村竹田筆《金箋春秋図屏風》は展示の合間で観ること叶わず残念です。探幽は2幅、なかでもこの季節に掛けたい《養老乃瀧図》瀟洒な探幽の筆致にしんみりしました。南北朝時代に描かれた《吉祥天像図》髪飾りが豪華の様にみえる。というのも旧来の展示ケースなのでケースの前に木のしっかりした柵があり図像までが遠く、雨降りのために1階の展示室がちょっと暗くて単眼鏡とかがないとよく見えないのが残念。解説に浄瑠璃寺の吉祥天に似ているとの事、西大寺展360度お目にかかった吉祥天立像、瓔珞なんかもにているかもしれないと目を凝らしました。

展示室の回りの廊下やお天気が良ければお庭にも入ることが出来ます。

住吉川沿い、六甲山の麓の美術館の紅葉ももうすぐです。


【開催概要】
・会場:白鶴美術館 HPはコチラから
・会期:2017920()1210()
・休館日:月曜日
・開館時間:午前10時~午後4時30分
(但し入館は午後4時まで)

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ARTが好きなのか?美術館に行くのが好きなのかしら? 行きかけると拍車がかかって、前のめりになっている今日この頃かもしれません。 「知らない」「???」が増えるばかりです。
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この記事を書いているのは
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MUSEUMコンシェルジュになりたいが、ARTには全くの素人。山間部育ち、専攻は「東洋史」、ただただ美術館へお出かけするのが大好きな私が、阪神間の美術展、アート関連施設やアートイベントなどについてアートへの思いを綴ります。つたない文章ですが、読んでくださる方々が、お出かけしてみようかなと思ってくださるきっかけになればと思っております。

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