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みんな知ってる!あの「はらぺこあおむし」が京都にやってきた!エリック・カール展覧会をこう見た

みんな知ってる!あの「はらぺこあおむし」が京都にやってきた!エリック・カール展覧会をこう見た

はらぺこあおむし」の作者、エリック・カールの展覧会が京都の美術館「えき」KYOTOにやってきました!

展覧会では、「はらぺこあおむし」はもちろんのこと、エリック・カールの代表作や新作の原画・作品が約160点ほど展示されています。

見ていてほっこり和む、エリック・カールの世界を少し覗いてみましょう。



こちらは2004年に制作された『パンダくん パンダくん なにみてるの?』という絵本の最終原画です。

描かれているのは、すべて絶滅危惧種の動物たち。

エリック・カールは幼少期に、よく父親に連れられて自然の中を散策したらしく、環境への関心が人一倍高いようです。

こちらは、2003年に制作された『ゆっくりがいっぱい』の最終原画です。

主人公はズバリ!ナマケモノ!

ナマケモノは1日のほとんどを木の上で寝て過ごすので、背中にはいつの間にか藻が生え、蛾や虫たちが住んでることもあるそうです。(どんだけ!)

この作品ではそのナマケモノのゆる〜い感じが本当によく表れています。

左の作品の隣にはもう2枚作品が並んでいるので是非ナマケモノの動きにご注目ください。

何種類もの動物たちが木の下を行き来するのですが、ナマケモノの位置はほとんど変わっていません

こちらはみなさんご存知の『はらぺこあおむし』(1976年、1989年)最終原画です。

この作品をじっくり見たのは実に20年ぶり。

大人になってから見ると、幼い頃とは違う視点で見てるせいか、色彩や制作法について想像してみると面白かったです。

こちらは『パパ、お月さまとって!』(1986年)の最終原画です。

描かれているのは、タイトルからわかるように、子供のお願いを叶えたい、頑張るお父さん

お月さまを取ってくるなんて、無謀なことですが、子供の願いを叶えたいのが親心っていうものですよね。


お父さんの頑張る姿を見て、なんだか応援したくなってきました。



こちらはエリック・カールの作品の中でも少し毛色の違う作品です。

彼はモーツァルトの「魔笛」のための舞台衣装も手がけています。

これはその衣装デッサンで、コラージュされた人物像の周りには手書きで、カールの指示が書かれています。

左から二番目のザラストロの衣装デザインの右下にはこんな文章が書かれていました。

“Sarastro should wear extra thick soles to appear tall and imposing”

ざっと訳すとこのようになります。

「ザラストロは背を高く、そして目立たせるために底の分厚い靴を履いたほうがいいだろう」

どうですか?

私にはカールのこの指示が可愛くお茶目に思えてなりません

(なぜかカールは私の中でとても可愛らしいおじいちゃんのイメージです)

次に展覧会風景をご紹介します。

こちらは子供達が楽しく数字を学べるように工夫している『1, 2, 3 どうぶつえんへ』(1986年)最終原画のコーナーです。

動物たちは見つけやすいよう1匹1匹離して描くのではなくて、蛇をモチーフにした作品では、蛇がいろんなところに絡みついているので、数を数えるのも一筋縄ではいきません

カールは子供達に辛抱強さをも教えているのかもしれません。



こちらは展覧会風景です。展覧会の会場にはこうした立体作品も展示されています。



会場内では、お父さんに肩車をしてもらって作品をじっと見ている子供がたくさんいました。

 

エリック・カールの優しい世界を是非会場でご堪能ください。


 

♦展覧会情報♦

「エリック・カール」展

会期:2017年7月29日〜8月27日

於:美術館「えき」KYOTO

展覧会詳細はこちらをクリック

 

カテゴリー: 未分類, +キッズ, +体験, +展覧会, +街角   タグ: , , , , , ,   この投稿のパーマリンク
この記事を書いているのは
たねもー

たねもー

大学院で美術関連の研究をしていました。絵画や美術館、歴史、文学などいろんなことに興味があります。わかりやすいアートの解説や、行ってみたくなる美術館の紹介など、アートを広める活動に尽力しています。

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