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船を愛した人 『柳原良平 アンクル船長の夢』展

船を愛した人 『柳原良平 アンクル船長の夢』展

サントリーのトリスに出てくるあの「アンクルトリス」、そう2頭身のおじさん。名前を知らなくても見たことある人がほとんどかと思います。

その「おじさん」の生みの親が柳原良平さんです。

今、尼崎市総合文化センターで、関西で初の個展が開催されています。

彼は東京生まれですが、幼いころに関西に父親の仕事の関係で引っ越しします。そして神戸の港で出会う船に魅了され、週末は、船をスケッチするために港に通ったそうです。そのスケッチの一部が展示されています。観ているだけで、柳原さんの船に対する愛情、いやマニア的な「好き」が伝わってきます。

大学では図案科に入り、なんと上野リチに指導を受けたことが解説されていて、驚きました。(上野リチについては、2006年京都国立近代美術館での展覧会情報参照)今みても全く古さを感じないリチの感覚を柳原さんが学んでいたことで、トリスおじさんがずっと生き続けている理由も頷ける気がしました。

寿屋(今のサントリー)に入社し、アンクルトリスを生みだします。キャラクターを作るにあたり、若者に設定すると「若いくせに酒をのんで・・」と嫌がられるかもしれないので、「ま、おじさんだったら、そのぐらい多めにみよう」と感じれる年齢に設定した等のおもしろいエピソードが解説されていました。

展覧会では少年時代のスケッチから船を描いた油絵や絵本、模型と幅広い内容に柳原良平さんの奥深さを知りました。イラストレーターと思っていましたが、作品を眺めていると、そういった肩書を楽々と飛び越えて、色々な顔をそれぞれの絵の中にみせているのがすごいなと感じます。

入口ではオリジナルコースターが一枚もらえます。

ピンクとブルー2色あり選べます。ピンクも捨てがたかったです。

おすすめ展覧会です。

アンクル船長が待ってます!

『柳原良平 アンクル船長の夢』

期間:〜2017年7月9日(日)※火曜休
時間:10:00〜17:00 ※入館は16:30まで
会場:尼崎市総合文化センター 5階・4階美術ホール(尼崎市昭和通2-7-16)
料金:一般800円、65歳以上700円、大高生600円、中学生以下無料
電話:06-6487-0806
URL:http://www.archaic.or.jp/

 

 

カワタユカリ の紹介

じわじわと来年の展覧会情報が出始めています。それとともに、今年の展覧会ベスト10を言い始める人も…。今年の展覧会を振り返りつつ、気分は2018年へ。鬼が笑っています。
カテゴリー: +展覧会, +街角   タグ:   この投稿のパーマリンク
この記事を書いているのは
カワタユカリ

カワタユカリ

美術大好き、年齢とは反比例の駆け出し美術ライターです。
現代アートを中心に、読むと行きたくなるような記事を書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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