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「渡来人いずこより」 に学ぶ歴博人気の秘密とは? @大阪歴史博物館

「渡来人いずこより」 に学ぶ歴博人気の秘密とは? @大阪歴史博物館

今日は大阪歴史博物館(以下、歴博)で開催中の「渡来人いずこより」展に行ってきました。

歴博は今、韓国や中国の観光客に大人気だそうで、ちょっとした観光スポットになっています。

年1回歴博で開催される「渡来人」に関する連続講座は密かに大人気で、いつも満員の中スタートするそうです。

そんな歴博の人気の秘密を探っていきましょう。

今回の展覧会のテーマは、ズバリ、「渡来人」。

渡来人と聞くと皆さん、何をイメージするでしょうか。

むかーし中学校の頃に、習いましたよね。

教科書には、「大陸文化を伝えた人」と書かれていたのを覚えているでしょうか。

渡来人なくして日本文化の発展もなかった、と言えるほど、日本の文化を考える上で重要な存在です。

これまで、渡来人と言うと、一方的に技術を教えてもらうというイメージが強く持たれてきましたが、実はそうではなく、双方向的なやりとりがあったのではないか、というのが最近明らかになってきました。

この展覧会は、渡来人が日本にもたらした土器を中心に、それらの形態の違いから、一体どこから彼らがやって来たのかを明らかにする構成になっています。

こちらは《熨斗》(古墳時代中期(5世紀))。

読み方は「のし」です。

こちら、用途がとっても面白くって「フライパン」のようにも見えますが、実は今でいう「アイロン」です。

くぼんだところに熱源を入れてジューっと布に押し当て、シワを伸ばすのに使われていたそうです。

このフライパンのような形をした熨斗は、身分の高い人のお墓から出土することが多く、当時、高価な品だったことが伺えます。

次にご紹介するこちらは、忍ヶ丘駅前遺跡から出土した《子馬形埴輪》(古墳時代中期(5世紀))と、南山下遺跡(みなみさげ遺跡)から出土した《馬形埴輪》(古墳時代中期(5世紀))です。

当時の馬は体長が130cmと非常に小柄だったそうです。

こうした馬の装具品から、当時、馬具として何が用いられていたか、どのように用いられていたかが分かるそうです。

こちらは展覧会風景です。



出土品を実際に見て、「これって当時も便利だっただろうなー」と思うものは大体が百済製のものでした。

しかもそれらが、日本の中心都市から多く出土している、というのは面白かったです。

やはり最先端のものは、今も昔も都市部に集まる、ということでしょうか。



この展覧会と合わせて歴博では「「渡来人いずこより」スライド会」が開催されます。

渡来人の故郷の遺跡や自然を紹介しながら、展示の見どころについて、担当学芸員の寺井さんが解説してくれます。

なるほど、歴博人気の秘密は、展覧会に関連するイベントの多様性にありそうです。

 

♦展覧会情報♦

「特別展 渡来人いずこより –彼ら、彼女らは「いずこより」やってきた?」

於:大阪歴史博物館

会期:4月26日〜6月12日

一般1000円、高大生700円

展覧会の詳細についてはこちらをクリック

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大阪歴史博物館に行かれる際に、是非立ち寄っていただきたいのがこちらのパン屋さん。



店内はこんな感じです。

歴博に行くときには必ず訪れます。

まず外観がおしゃれだし、パンもとっても美味しいんです。

お店の奥にはイートインスペースもありますよー♡

是非行ってみてください。

goût の詳しい情報はこちらをクリック

 

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この記事を書いているのは
たねもー

たねもー

大学院で美術関連の研究をしていました。絵画や美術館、歴史、文学などいろんなことに興味があります。わかりやすいアートの解説や、行ってみたくなる美術館の紹介など、アートを広める活動に尽力しています。

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