ライターブログトップへ

秋の京都は、京博で“国宝祭“だ! ワッショイ!!

秋の京都は、京博で“国宝祭“だ! ワッショイ!!

『京都国立博物館120周年記念 国宝展』の記者発表会に参加させて頂きました。

≪祝・京博120 春は友松、秋は国宝≫と虎リンのキャッチも出来上がっております。

帝国京都博物館(現・京都国立博物館(以下「京博」))が開館したのが、明治30年(18975月です。その翌月に現在の「文化財保護法」の前身「古社寺保存法」が制定されて、その中で初めて「国宝」と言う言葉がお目見えしました。

今年2017年は、「国宝」と「京博」誕生120年のメモリアルイヤ-という事で、秋の京都で特別展覧会『国宝展』が開催されます。ということは、展示品が全てまるまる「国宝」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°なのです。

「京博」や「国宝」と言う言葉が誕生した明治期は、「文明開化」と「廃仏毀釈」により、文化財にとっては受難の時期でした。そこを乗り越え今に伝えられた日本の宝が一堂に会する展覧会です。博物館、美術館は、「展示」というだけでなく「収集」「保存」「研究」の機関でもあり、これまで伝えられてきた文化財を未来へ繋げる役目も担っています。記者発表では、佐々木館長のご挨拶に続き、京博の研究員全員が登壇され、館長よりご紹介がありました。この「国宝展」は12ジャンル((考古、彫刻、絵画(仏画、絵巻物、肖像画、中世絵画、近世絵画、中国絵画)、書跡、染織、金工、漆工、陶器)から構成され、京博研究員全員が担当する、まさに京博の総力を結集した展覧会で、ひゃ~もの凄く力入っているのがビンビン伝わってきました。

「日本国宝展」は、京博では3度目だそうですが、前回開催は昭和51(1976)です。その時の図録を我が家で発掘しました!!(これも驚きだった!)ほぼモノクロ写真なのが、時代を感じさせます。パラパラと捲るとその時代の匂いもするようです。

41年ぶりとなる関西での国宝展です。今年2017年に国宝に指定される美術工芸品は885、その内の1/4にあたる200件以上の展示となるそうです。(期待が高まりますね。)

これを4期に分けての展示となるそうで、「秋の京都は観光客も多いし・・・」となる方は、展示リストをじっくり検討してお出かけください。物凄いラインナップで少なくとも2回はどうしてもお出かけしたくなるのではないでしょうか?私?勿論毎週阪急電車の回収券買って通いたいと思います。記者発表は、既にプレ発表もあったようで、この時期の発表は、「早割4枚セット券」が6/5()から発売されるからなのですね。開催概要等の詳細につきましては、下記を参照ください。

力の入り様は、各ジャンルの研究員が登壇されて見所を説明されました。京博は、「文化財保存修理所」も併設されており、修理の際に新しく発見された資料や京博が実施している「社寺調査結果」も踏まえた展覧会ともなっている所も見所です。

さて、各ジャンル見所ばかりですが、私が個人的に気になった、これだけははずせないと思った数点をここでご紹介しておきます。



考古分野からこれぞ縄文のNo.1の火焔型土器もですが、魅力あふれる土偶が3個(数え方は「個」と記載されていました)〘女神降臨〙らしいです。

“縄文の女神”“仮面の女神”縄文のビーナス 3個揃うのはⅠ・Ⅱ期です。

 

仏画から

京都に舞い降りる、天平美人奈良薬師寺《吉祥天像》Ⅰ期

仏画の白眉〙戦後、絵画の国宝第一号に指定された東博《普賢菩薩像》Ⅰ・Ⅱ期

研ぎ澄まされた美的感覚東博《孔雀明王像》Ⅲ期

肖像画

〘神護寺三像23年ぶりの勢ぞろい!

《伝源頼朝像・伝平重盛像・伝藤原光能像》Ⅲ・Ⅳ期


中世絵画から、私はこれを前にして立っていられるだろうかしら。考えただけでクラクラしそうです。雪舟の国宝6件すべてが一室に揃う。〙始めの3週間です!

秋冬山水図》、天橋立図》、慧可断臂図》、破墨山水図》、《山水図》と今年こそ毛利博物館へ見に行こうと思っていた《四季山水図巻 一巻》。うち1幅が個人蔵であることにも驚いています。山下裕二先生、一室でこれだけの雪舟をご覧になったらなんと仰るのかしら。井浦新さんとのトークイベントもありそう、期待大です。

陶磁からは、様々な所で展示されているにもかかわらずお目にかかったことがない、念願かなって〘破格の造形〙《志野茶碗 卯花墻日本で焼かれた茶碗で国宝は2口。嬉しいことに通期展示です。目に焼き付けたい。

大好きなやきものの展示では、京都での開催という事も慮り、設けられたテーマが、「禅の世界観」と「東山御物の美意識」。これらの陶磁と一緒に飾られるのではないかと期待しての中国絵画《牧谿筆 観音猿鶴図 三幅》。《伝徽宗筆 秋景・冬景山水図》は、早春の『戦国時代展』でお目にかかっています。勿論、何度でもウエルカムです。

ここでは、個人的な5つのポイントを取り上げましたが、観るべき、押さえておきたい、私には次はないかもしれない国宝軍団が押し寄せます。今回の発表で紹介されたリストは、197件です。依然交渉中?未発表のものもあるらしく、サプライズがあるかもしれないとのことです。(期待が膨らみます。)京都なら死ぬまでに一度でいいからお目にかかりたい《大徳寺龍光院蔵 曜変天目茶碗》あるかな?この秋京都はエライことになっているはず!



現在京博で開催中の『海北友松展にまだお出かけでない方、こちらも「開館120周年記念特別展覧会」です。永徳や等伯ほどにはメジャーないかもしれないけれど、桃山の絵師として、この絵師を見逃すわけにはいきません!私も教えて頂きました、建仁寺とセットでのお出かけがお勧めです。


【開催概要】
・会期:2017103()1126()[ 48日間]
・Ⅰ期10/() 10/15()
・Ⅱ期10/17() 10/29()
・Ⅲ期10/31() 11/12()
・Ⅳ期11/14() 11/26()
・休館日:月曜日
※ただし10/9(月・祝)は開館、10/10()は休館
・開館時間:午前9時30分~午後6時
(金・土曜日は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
・公式サイト:http://kyoto-kokuhou2017.jp/
【お得なチケット情報】
1200組限定!! 早割4枚セット券
販売期間:6/5() 一般のみ:4000円(1500円お得!
1名で4回使用も可 ※限定数に達し次第終了
早割ペア券
販売期間:6/5()7/6() 1ヵ月限定販売! 一般のみ:22001名で2回使用も可
☆グッズ付き前売券☆二つ折り台紙付きオリジナル切手シートと一般前売券のセットです。
販売期間:7/7()10/2() 一般のみ:2500

【参考】
・拙ブログ『秋の京都は「国宝の杜」へ。ついに始まりました『国宝展』@京都国立博物館 』➡こちらから
・海北友松展拙ブログ⇒こちらから
永徳、等伯、山楽に並ぶ桃山の絵師海北友松ただものではなかった!!
・京都国立博物館の沿革・・・
・虎りんブログ・・・☆ ☆

licoluise の紹介

ARTが好きなのか?美術館に行くのが好きなのかしら? 行きかけると拍車がかかって、前のめりになっている今日この頃かもしれません。 「知らない」「???」が増えるばかりです。
カテゴリー: +展覧会   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク
この記事を書いているのは
licoluise

licoluise

MUSEUMコンシェルジュになりたいが、ARTには全くの素人。山間部育ち、専攻は「東洋史」、ただただ美術館へお出かけするのが大好きな私が、阪神間の美術展、アート関連施設やアートイベントなどについてアートへの思いを綴ります。つたない文章ですが、読んでくださる方々が、お出かけしてみようかなと思ってくださるきっかけになればと思っております。

コメントは受け付けていません。