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春!青春18きっぷの旅 

春!青春18きっぷの旅 

冬の18切符の旅で尾道まで出かけた私は、その時にすれ違った岩国行きを見て、次はもっと西へ行きたいと思っていました。

戦国時代展も観たことだし、大内氏を訪ねてみたい、瑠璃光寺五重塔を見たいと思いました。そこで往きは下関までひたすら電車に乗って、瀬戸内海沿いに立ち並ぶプラントを見たい。夜に下関に着けばよいので、途中の乗り換えでちょっと下車して休憩しては、電車を乗り継いで出かけることにしました。

姫路までは新快速⇒赤穂線相生で岡山行に乗り換え⇒岡山 このルートは西へ行くときのいつものルートです。岡山から三原行に乗り、倉敷~笠岡~福山~尾道~糸崎で岩国行きと乗り換えます。三原から瀬戸内海側を走る呉線と別れて、内陸部を走って広島まで。広島~宮島口を過ぎれば愈々左手に工場地帯のプラントが見えてきます。広島からは海外の旅行者が多く乗ってこられ、宮島口でどっと下車。

大竹辺りは、昭和40年代は公害問題で有名な地帯だったらしいです。岩国で下関行に乗り換えました。岩国から徳山辺りまで、大きな工場のプラントと砂浜の静かな入江が交差して現れます。入り江のカーブに沿うように列車がカーブして、トンネルに入る。ずーっと車窓を眺めていても飽きません。

岡山から下関まで、各停だったような気がします。この辺りは、夜に通っても工場のプラントが明るく浮かび上がって綺麗なのです。徳山~防府~新山口、新山口から瀬戸内海側を走る宇部線と分かれて、長府~新下関~下関 到着となりました。朝8時過ぎに電車に乗って下関到着は18時半過ぎでした。海峡ゆめタワーがお出迎え。夕飯は近くの居酒屋で美味しい海の幸を頂きました。

今回は関門海峡大橋が見る唐戸エリアだけを回りました。唐戸エリアは市の中心街なのか、「旧下関英国領事館」「旧秋田商会ビル」「山口銀行旧本店」「下関南部郵便局」とレトロな建物が見られました。市場の中は活気があり、忙しく立ち働く方々で、市場は経験がものをいうところだと感じました。市場内の食堂で朝から「海鮮丼」と「河豚のから揚げ」美味い!安い!朝早くから中国や韓国の団体の観光客がとても多い。

市場を出て少し歩くと「春帆楼」です。ここは、明治28(1895)日清戦争の講和条約が締結されたところで、「日清講和記念館」としてその様子が再現されています。伊藤博文、陸奥宗光、李鴻章など歴史上の人物の名前が・・・。春帆楼のお隣は、「赤間神社」源平壇ノ浦の戦いで敗れ、関門海峡に8歳で入水された安徳天皇をお祀りしています。壇ノ浦に向って立つ艶やかな水天門は「竜宮造」というらしく、「海の中にも都はある」という願いを映したものらしいです。宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島への連絡船も出ていますし、金子みすゞゆかりの地でもありますし、高杉晋作ゆかりの地でもあります。また来たい下関。後ろ髪惹かれながらも、電車に乗り込み今回の旅行の目的地へ。

下関から新山口、新山口で山口線に乗り換えて戦国大名大内氏の山口市を訪れました。「ザビエル記念聖堂」日本に最初にキリスト教を伝えたと言われてるフランシスコ・ザビエルに日本で最初に布教の許可を出したのが大内氏31代義隆です。記念聖堂は、昭和27年にサビエルが山口を訪れてから400年を記念して建てられましたが、平成10年に焼失し、再建されたものです。焼失前から一度訪れてみたいと思っていました。再建なった白亜の聖堂の中を見学させて頂きました。ステンドグラスが白い壁に映えて美しく、外に出ると聖堂の鐘が静かな街に時を告げていました。市役所や美術館と亀山公園一帯は文化施設が多く綺麗に整備され、その先に旧県庁舎の山口県政資料館、その左手に藩庁門がありました。

さらに先の香山公園の中にもう一つのお目がありました。室町時代、26代大内盛見が、兄・義弘の菩提を弔うために建立したとされる「瑠璃光寺五重塔」です。ちょうど梅が見頃でその向こうに建つ五重塔が美しい。観光チラシに「守護大名であった24代大内弘世が京に憧れを抱いて、山口の地で京に模した街づくりを始めた」とあるのは、まさにこの前見た『戦国時代展』@京都文化博物館のコンセプトが具現化したようです。司馬さんが「街道をゆく」に書かれた文学碑もありました。司馬さんは、戦国時代や幕末がお好きだし、大内氏の思いが残っているこの町もきっとお好きだったのだろうと思いました。薩摩の西郷や大久保、長州の木戸らが討幕の密儀をした場所とされる「枕流亭」がこの公園内に移築されていました。本当はもう1か所、雪舟ゆかりの「常栄寺雪舟庭」も訪ねて観たかったですが、バスの便もなく、諦めました。次に訪れることはあるのだろうか・・・山口駅まで戻りましたが、次の電車まで時間がありバスでお隣の「湯田温泉駅」まで行くことにしました。バスで街の中を巡るのも楽しい。山口市は、大内氏の面影が残る、静かで落ち着いた素敵な街でしたが、その分何処へ行くにもバスの便は少なく、自動車がなければ移動が容易くないちょっと残念な感じも残りました。運が良ければ、津和野へ往復するSL山口号に出会えるそうです。山口市は、大内氏だけでなく、やはり幕末維新で活躍した人物も多く輩出しているが、他に中原中也や山頭火もここの出身だったのね。湯田温泉から新山口まで戻り、さぁ、帰ります。新山口から岩国で乗り換えて広島まで。広島から姫路までは新幹線で帰り、そこからは在来線に乗り換えて帰宅。

今回は、時間的な余裕がなくて美術館にはいけませんでしたが、建築物に見るべきものがあったのではないかしら?何と言ってもフグのマンホールが可愛かったです。


お土産は、やっぱり「獺祭」です。

次の18切符はどこへ行こうかな?門司まで行ってみる?


【参考】
下関市公式観光サイト楽しも!
山口市観光サイト
山口観光協会のHPからメールを送ると観光ガイドがどっさり送られてきます。

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ARTが好きなのか?美術館に行くのが好きなのかしら? 行きかけると拍車がかかって、前のめりになっている今日この頃かもしれません。 「知らない」「???」が増えるばかりです。
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MUSEUMコンシェルジュになりたいが、ARTには全くの素人。山間部育ち、専攻は「東洋史」、ただただ美術館へお出かけするのが大好きな私が、阪神間の美術展、アート関連施設やアートイベントなどについてアートへの思いを綴ります。つたない文章ですが、読んでくださる方々が、お出かけしてみようかなと思ってくださるきっかけになればと思っております。

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