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ビアトリクス・ポター生誕150周年「ピーターラビット展」

ビアトリクス・ポター生誕150周年「ピーターラビット展」

今回は4月2日(日)までグランフロント大阪 ナレッジキャピタル イベントラボにて開催している「ピーターラビット展」を紹介します。

1つのキャラクターとして捉えていた私には、この展覧会はある意味驚きでした。世界中で愛されている「ピーターラビット」の数々の物語は、原作者の優しさから生まれたものでした。裕福な家庭で育ったビアトリクス・ポターは、内気で病弱。幼いころは部屋でウサギやカエル、ねずみ、コウモリなどを飼っていました。このころの裕福な家庭の女子は、学校にはいかず、家庭教師で学問を学び、また絵画を描くということも大切な教育の1つとされていたようです。

何名かいる家庭教師のうちの1人、アニー・ムアーの子供のノエルが病気と知り、ビアトリクスが4匹のウサギを主人公にした物語を書いて手紙を送ります。これが私たちの知る「ピーターラビット」の物語へとつながっていくのです。

その後、自費出版でピーターラビットの本を出します。



その貴重な本や、水彩で描かれた原画はずらっと並んで、どんなに観ても飽きがきません。





こんな動きのある作品もありました。







ピーターラビット以外の話の原画もあります。想像以上にきれいな状態で残っていることに驚きます。今回の原画展が終わってからも作品保護のために、50年ほど公開されないと言われているそうです。大切にされていることは、ビアトリクスが生きていた時に、人を大切にし、イギリス湖水地方を大切にした恩返しなのだと感じます。

時代的に博物学が流行っていたということもあり、ビアトリクスもウサギの死体を解剖し、骨組みを調べ、ウサギが実際に2本足で立っているときは、こういう形になる、、など研究し、それを作品にします。作品をみると、どれも無表情の顔つきではある小動物ですが、でも動きで彼らが感じていることを読み取り、表情もそのように見えてきます。それほど、彼女の描く登場人物(動物)たちは自然なのかもしれないです。

絵だけでなく、文章も韻を踏んだ音を意識したり、掛詞を使ったりと工夫されています。シェイクスピアやマザーグースなどをお手本にしているそうです。英語の工夫を知りたい方は、音声ガイドをぜひ借りてみてください。今回はディーンフジオカさんの案内となっています。韻を踏んだ文章を朗読しているパートもあり、英語の美しさを楽しめます。

春の訪れをピーターラビット展とともに感じることができるでしょう。

 

 

カワタユカリ の紹介

暑い日はどうしても美術館への足が遠のき気味ですが、入ってしまえば涼しく快適。時には寒いぐらいだったりします。運動とエコということで美術館へのお出かけはおススメです。
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この記事を書いているのは
カワタユカリ

カワタユカリ

アートマニア目指して日夜勉強中?と、いっても難しいのはやっぱり苦手。気楽に、好きに、楽しみたい!関西だけでなく、日本全国津々浦々アート三昧旅が夢。

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