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大西康明 空間の縁 アートコートギャラリーにて

大西康明 空間の縁 アートコートギャラリーにて

帝国ホテル大阪の南側にある「アートコートギャラリー」。大きなギャラリーで天井も高く、ちょっとした美術館に行ったような気分になれるギャラリーです。

このギャラリーの今年最初の展覧会は、大西康明さんという方の個展となります。初日の14日は、ご本人と京都市立芸術大学の加須屋教授との対談もあり、参加してきました。

2年前に学園前のアート祭があって、その時に大西さんの作品を初めて拝見しました。

その時の写真がこれです。このポリシートが、ゆっくり膨らんだりしぼんだりする作品。どういう意味があるのかと思いながら、印象に残るものでした。





今回も大きなポリシートに空気で膨らんだりしぼんだりなのですが、天井から何十本の黒い毛糸がその上に垂らされています。

対談で、大西さん自身がこの作品について解説してくださいました。過去の作品からの流れで、今のこの状態になったのですが、これが、今、一番彼が作りたい作品ということでした。

メインはこの大きな膨らむポリシートと思いがちですが、それそのものではなく、そのまわりのものを表現しているそうです。ポリシートが透明で空っぽの状態をひとつの空間捉え、その周りに浮かんでいる黒い毛糸は空間の縁を表しているのです。渦巻いたり、絡まったりしながら、普段は空間に気を取られがちですが、その「縁」を表現しています。

他にも、黒い板の上に黒の接着剤で形を描き、その上に金属の粉をこすった平面、そして接着剤でできたオブジェ。どの作品もパッとみた印象より、違う角度でみるとよりおもしろみが出る作品ばかり。見応えあります。

会期は2月18日まで。お見逃しなく。

カワタユカリ の紹介

じわじわと来年の展覧会情報が出始めています。それとともに、今年の展覧会ベスト10を言い始める人も…。今年の展覧会を振り返りつつ、気分は2018年へ。鬼が笑っています。
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この記事を書いているのは
カワタユカリ

カワタユカリ

美術大好き、年齢とは反比例の駆け出し美術ライターです。
現代アートを中心に、読むと行きたくなるような記事を書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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